留学編⑧|チップ43ドル!? スーツケース10個でトロント空港からホテルへ

トロント空港で大量のスーツケースをポーターと大型タクシーへ積み込む家族5人のイラスト カナダ留学生活編

カナダ留学生活編|出発の記録⑧
2026年9月8日

長時間のフライトと緊張の入国審査を乗り越え、家族5人、無事にカナダへ入国できました。

時刻はすでに夜。

まずは喜びをかみしめたいところですが、私たちには大仕事が残っています。

そうです。

大量の荷物をホテルまで運ばなければなりません。

ポーターのおじさんに話しかけられる

預け荷物の受取場所へ降りると、ポーターのおじさんが話しかけてきました。

「台北から来たのか?」

私は反射的に答えます。

「いや、ジャパン!」

おじさんは少し困った顔。

そこで、ようやく気づきました。

出身地ではなく、乗ってきた飛行機を聞かれていたようです。

「あっ、飛行機か。台北だ!」

カナダ到着後、最初の英会話は見事にすれ違いました。

それでも、おじさんは「じゃあ、こっちだ」と荷物の場所まで案内してくれました。

荷物は何個?「たぶん10個くらい!」

おじさんに聞かれました。

「荷物は何個ある?」

「大きいのが、10個くらい!」

正確な数を説明する余裕はありません。

とにかく、たくさんあります。

次々と流れてくるスーツケースを集め、大きなカートへ積み上げていきます。

家族旅行というより、完全に海外引っ越しです。

荷物の山を見たおじさんが言いました。

「チップをくれるなら手伝うぞ」

もちろん、ぜひお願いします。

この荷物を自分たちだけで運ぶことを考えたら、断る選択肢はありません。

チップは10〜20ドル……ではなく43ドル!?

私は心の中で考えました。

「チップは10ドルか、頑張って20ドルくらいかな?」

ところが、おじさんから出てきた金額は――

43ドル。

43ドル!?

なぜ、その細かい数字なのでしょう。

おじさんの計算によると、普通のタクシーを2台使うより、自分が手配する大型車に全員で乗ったほうが、チップを払っても安く済むとのこと。

さらに、ホテルまでのタクシー代は100ドルくらいだと言います。

初めてのカナダ。

夜の空港。

大量の荷物。

頭はまったく働いていません。

でも、おじさんの自信だけはものすごい。

もう、任せるしかありません。

大型タクシーに荷物を詰め込む

しばらく待つと、大きな車が到着しました。

「これなら全部入る!」

……と思ったのですが、甘かったです。

後ろの荷物スペースはスーツケースでパンパン。

座席の間にも荷物。

通路にも荷物。

足元にも荷物。

車内は、荷物の中に人間が少しだけ乗っているような状態になりました。

それでも、なんとか家族5人と大量のスーツケースを積み込み完了。

ドアも無事に閉まりました。

ようやくホテルへ

入国審査を終え、荷物も回収し、大型タクシーにも乗れました。

これで、ようやくホテルへ向かえます。

長かった一日も、もうすぐ終わる。

……はずです。

家族5人とスーツケース約10個。

車内はギュウギュウですが、とりあえず全員無事。

「ホテルへ、ゴー!」

こうして私たちのカナダ生活は、ポーターのおじさんと43ドルのチップから始まりました。

次回は、ようやく到着したトロントのホテルでの様子を書きたいと思います。

前回:留学編⑦|台北乗り継ぎ!荷物だらけでビジネスクラスを通過せよ

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