家族5人の留学先にカナダが浮上|親が語学学校なら子どもは公立校?

カナダの公立学校へ向かう子どもたちと両親のイラスト 親子留学

前回、私たちは誰かを日本に残すのではなく、家族5人全員で留学すると決めました。

ようやく留学の形は決まりました。

しかし、肝心の行き先が決まりません。

マルタ、オーストラリア、フィリピン、マレーシア。

調べれば調べるほど、それぞれの国に魅力と問題が見つかります。

留学先を選んでいるはずなのに、いつの間にか「どの国を諦めるか」を決める大会になっていました。

マルタは長期滞在すると飽きる?

まずは、前回から調べていたマルタです。

地中海に浮かぶ美しい島国で、英語も通じる。

ヨーロッパにも近く、夢はどんどん膨らみました。

ところが、体験談を調べていると、

「島が小さいので、長く住むと少し飽きてしまうかもしれない」

という意見も見かけました。

もちろん、実際に住んでみなければ分かりません。

しかし、家族5人で1年近く暮らすことを考えると、少し不安になります。

島の外へ出るには、基本的に飛行機や船。

子ども3人を連れて、気軽に隣の街へ――というわけにはいきません。

マグロから始まったマルタ留学の夢は、少しずつ小さくなっていきました。

オーストラリアは、とにかく物価が高い

次はオーストラリア。

英語圏で、自然も多く、子どもたちと生活するには楽しそうです。

しかし、何度調べても出てくる言葉は同じでした。

物価が高い。

とにかく高い。

家賃も高い。

食費も高い。

そして、うちは5人です。

一つの金額を見るたびに、頭の中で自動的に「×5」が始まります。

オーストラリアの美しい海を見る前に、私たちの貯金が干上がりそうです。

フィリピンやマレーシアでは子どもをどこへ通わせる?

では、比較的費用を抑えられそうなフィリピンやマレーシアはどうか。

語学留学先としては、たくさんの情報が出てきます。

しかし、私たちが知りたいのは家族5人で暮らす場合です。

親が語学学校へ通っている間、子どもたちはどこへ行くのか。

子どもも語学学校へ通うのか。

現地の公立学校へ通えるのか。

そもそも外国人の子どもを受け入れてくれるのか。

言葉が分からない状態で、学校生活についていけるのか。

調べても、疑問ばかりが増えていきました。

学校の環境や安全面も心配

さらに、学校の環境や安全面も気になりました。

地域や学校によって教育環境には大きな違いがあるという情報も見かけます。

もちろん、東南アジアの学校が危険だと決めつけるつもりはありません。

私たちに現地の知識がなく、どの地域や学校を選べばよいのか分からなかったのです。

子どもが1人なら、じっくり調べて決められるかもしれません。

しかし、うちは年齢の違う子どもが3人。

3人それぞれに合う学校を探し、毎日通わせなければなりません。

考えるだけで、私の頭の中は大渋滞です。

結局、インターナショナルスクール?

調べていくと、安心して通わせやすい選択肢として出てくるのは、やはりインターナショナルスクールでした。

英語で授業を受けられる。

外国人の子どもの受け入れにも慣れている。

環境も整っていそうです。

なるほど。これなら安心かもしれない。

しかし、ここで再び、あの問題が現れます。

学費です。

しかも、子ども3人分。

授業料、入学金、教材費、制服代、送迎費。

計算機をたたくたびに、候補国が一つずつ消えていきます。

家族5人で安く留学する。

言葉にすると簡単ですが、実際にはかなり難しいことが分かってきました。

そんなとき、一つのブログを見つけた

マルタ、オーストラリア、フィリピン、マレーシア。

どの国にも決め手がなく、また検索を続けていたある日。

妻が一つのブログを見つけました。

そこには、カナダで親子留学をしている家族のことが書かれていました。

カナダ?

カナダといえば、広い、寒い、メープルシロップ。

そのくらいの知識しかありません。

しかもカナダ留学は、高そうなイメージです。

どうせ家族5人では無理だろう。

最初は、そう思っていました。

親が語学学校へ通えば、子どもは公立学校へ?

しかし、そのブログには驚くようなことが書かれていました。

カナダの一部の州では、一定の条件を満たして親が語学学校へ通うと、子どもが現地の公立学校へ通える場合があるというのです。

えっ?

子ども3人が、公立学校へ通える?

インターナショナルスクールの学費を、3人分払わなくてもいい可能性がある?

親が英語を学び、子どもたちは現地の学校で生活する。

それこそ、私たちが探していた家族留学の形でした。

妻が語学学校へ通うのか。

私が通うのか。

どの州なら、この制度を利用できるのか。

本当に子ども3人が公立学校へ通えるのか。

新しい疑問が、また大量に出てきました。

しかし、それまでの疑問とは少し違います。

今度は「無理かもしれない」という疑問ではありません。

もしかすると、本当に家族5人で留学できるかもしれない。

留学先探しを始めてから初めて、具体的な道が見えた瞬間でした。

こうして、私たちの留学先候補にカナダが加わりました。

でも、カナダはとても広い。

一体、どの州の、どの街へ行けばいいのか。

ここから、私たちのカナダ留学調査が始まります。

続く。

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